肩こり
冷え症は、身体全体又は一部分の血流が悪くなることから発症します。だから、いつも忙しなく動き回っている子供やスポーツを日常的に嗜む人たちが患うことは殆どありません。つまり、冷えを感じる部分の血流を促してあげることで冷えを感じることは劇的に少なくなるのです。この方法は食生活の改善やサプリの摂取よりも効果的であることは間違いありません。ただし、恒常的に継続する必要があります。「身体を動かすのは苦手だし、時間もないので無理かな」と思う人もいるかもしれません。
その点は大丈夫!血流を促すだけですから、ちょっとした刺激を与えれば十分なのです。では、具体的な方法をお教えしましょう。

頭部

まずは頭。頭も冷えると凝り固まって、頭痛などを引き起こす場合もあります。頭皮を軽くマッサージするようにしてください。
指の腹の部分を用います。指の腹を頭皮に押し付け、グルグルと回すだけ。これを場所を変えて万遍なく行えばOK。頭の血流が良くなると凝りが解れて、首、肩にも好影響をもたらします。




指マッサージ

特に首の後ろ側には太い血管、動脈が流れています。ここで血液が温められると体中に熱が循環されるので首を温めると良いというのはきっとご存じのはず。そこで、その温かい血液がより流れやすくなるようにしてあげましょう。首の後ろ側のうなじ部分を上から下に向けて、指で撫でるだけ。これは1日1回と言わず、暇さえあれば行うつもりで心掛けてください。強い刺激が必要なのではないので、根気よく優しく続けるのがコツです。

指先

手だけではなく、足も辛いものです。これにはそれぞれの筋を伸ばすことが効果的。手の指は反対の手を使い、手の甲のほうへ各指を引っ張って筋を伸ばしましょう。足の指も同じように行うのですが、日中は靴が脱げないなどの不都合が生じることがあるかもしれませんね。その場合には、アキレス腱を伸ばす要領で指先を意識して反らせれば同じ効果が得られます。トイレに立った時、ランチタイムなどの隙を縫って試してください。

お尻

お腹は腹巻をしたとしても、お尻はヒップラインも気になってピチッとフィットしたものを穿くことが多いのではないでしょうか。それが血流に悪影響を及ぼしています。履かないのが一番ですが、履いているならお尻周辺を擦ったり、ポンポンと軽く叩いたりしてみてください。そのような刺激はお尻の冷え防止に役立ちます。

このように、刺激を加えて今よりも確実に血流が促されれば、冷えは徐々に感じなくなってきます。肝心なのは、続けることです。