高い目標はダイエット失敗
初めてダイエットをした時、最初から高い目標を設定し、1日目から、あれも、これも、とがんばりましたが、3日目から、すこし、うんざり、4日目からは、もう、ちょっとしたくないかな、5日目からは、なんとなくやめる、と、一週間も続かないということを何度かくりかえしました。それに、一人暮らしならば、食事制限も邪魔がされずに、思うままにできますが、家族がいると、会社の帰りにスイーツ、揚げ物、スナック菓子をかってきてくれる、心優しい家族たちがいて、食べるということを我慢したり、制限するのはかなり難しいとおもいます。特に、強く勧められると、一口食べてしまい、その後は、雪崩のようにパクパクと口の中に、食べ物が入ってしまうという経験をした人も少なくないかと思います。細い自分を想像して、その甘いスイーツを我慢、つらい運動をがんばる、という手も使ってみましたが、やっぱり、そんなの続かないものです。頭では、継続しないと、どんなダイエット方法も効果が出ないとわかっています。こうしなきゃ、ああしなきゃダメ、と思ってしまうと、ちょっとしたことでも苦痛になり、いつもの生活のリズムも狂いがちになったりします。忍耐力と精神力のなさを常々かんじつつ、ダイエットはいつの間にか中断されるということになってしまいがちです。そこで、私は、自分の最高体重を設定しました。一番はじめの設定は、自分の優しいものでいいのです。ダイエットをはじめる時の体重でいいとおもいます。たとえば、65キロ、ぽっちゃり程度なら、まあ、まだ、許容範囲、でも、それ以上の体重の増加は死守しなきゃ、とサボってしまいがちなダイエットに、レッドゾーンを設定しました。ダイエットの失敗で、一番怖いのが、リバウンドです。ダイエットを開始時よりも、太っていたら、なんのための、ダイエット期間だったのかと、自問自答してしまいます。リバウンド対策でもあるのです。
一ヶ月で1キロ痩せる
そこで、まずは、レッドゾーンから一ヶ月で1キロ痩せようと目標を設定します。次にやることは、食事制限です。と、言っても、スイーツの食べたいときは、朝に食べる。炭水化物はお昼まで、夜はお野菜を中心に、と、細かなことは深く考えません。考え込むとそれもストレスになり、ダイエットという重みにつぶされてしまうことに気付いたからです。そして、次に運動です。運動といっても、特別なことはけしてしない。毎日、腕立て、腹筋30回とか、毎日30分の散歩に行く、とかも、たいてい三日坊主になりがちです。そこで、座っているとき、歩くときに、背筋を伸ばす、腕をよく降るなどなど、普段の行動に、ちょい足しした運動です。四階まであがるのにエレベーターを使うなら、三階でおりて、一階分を階段とか、お風呂の椅子に座って洗っていたら、立って洗う等です。掃除機をかけるときには、片手で持って掃除機をかける。日常的にしている動作のちょっと楽なことをやめるだけです。そうして、重ねていくと、ちょっとずつ運動をすることに慣れてきます。気分的に、今日は腹筋でもしてみようかな、と思って、一日だけ、腹筋をしたり、腕立てをしたりします。1キロ、痩せると、次1キロ、と少しずつ痩せたほうが、生活リズムを急激に変更するストレスがなくていいと思います。そして、はじめの体重から3キロか、5キロ痩せた頃、レッドゾーンの体重を1キロ下げることです。65キロなら、64キロにかえていきます。