基礎代謝とは安静にしていても消費する最低限のエネルギー消費をいいます
主な基礎代謝には体温維持・循環器活動・神経活動などに分けられます
これは人間が生きていくために必要なエネルギーになります。
私たち人間は体内に脂肪や筋肉をつけることにより基礎代謝に使えるエネルギー源を確保しています。
食事
断食などにより一時的に食事によるエネルギー源確保ができない場合まず筋肉が分解・合成され
基礎代謝に必要なエネルギー源に変換されます。
その後脂肪が分解され生命維持に必要なエネルギー源に変換されます。

成人女性の基礎代謝で使われる最低カロリーは1000~1300kcalぐらいです

  • 生命維持に必要な体温維持
  • 心臓・肝臓などの循環器活動
  • 筋活動・内分泌系の神経活動

など生きていく際に必要最低限のエネルギー消費を基礎代謝といいます

体温

体温維持

人間が安静にしている状態でも恒温動物であるかぎり体温を一定以上に保つ必要があります
(睡眠中は10%ほど基礎代謝が落ちます)食事などにより摂取した食料を分解・合成する過程で熱量を取り出します使い捨てカイロなどのように鉄と酸素が結びつく時に発熱して酸化鉄になると同様に体内において体温を一定以上に保つために酵素が化学反応をおこし発熱しています。

基礎代謝の70%を体温維持に使用しています。


心臓

循環器活動

人間が活動するさいに無意識のうちに心臓・肝臓などの循環器を動かしています循環器が動かないと人は呼吸もできすに死んでしまいます。

基礎代謝の20%を循環器活動に使用しています。


神経

神経活動

食事を取ったさいに胃液を出したりなど内分泌を無意識の内に動かしています内分泌を分泌しないと車のエンジンがOILが切れた状態と同じく体がまともに動きませんまた筋活動による姿勢維持にもエネルギーを消費しています。

基礎代謝の10%を神経活動に使用しています。


基礎代謝内訳
基礎代謝の70%は体温維持に使用されているのもわかると思います

また体の部位ごとに基礎代謝が行われる部分を見てみましょう

基礎代謝の内訳

・肝臓:27%
・脳:19%
・筋肉:18%
・腎臓:10%
・心臓:7%
・その他:19%

参照:FAO/WHO/UNU合同特別専門委員会報告」1989年

基礎代謝といわれると筋肉で消費されているイメージがありますが実際は肝臓を始めとした
内臓系で60%を消費しています。

体の内部の内臓温度を高めると内臓温度が35度から1度上昇するだけで15%の基礎代謝を上げることができます。これは体内温度を温めて効率よく基礎代謝率を上げましょう。